일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くうしゅうそうそうきょく

空襲葬送曲

海野 十三

海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면

아오조라 문고

しかし事実は、病院だけでなく、学校と研究所も少くないところであった。それ等の建物は、多くは三層又は四層の建築となっていて、病室の多い病院と間違えられるような恰好をして並んでいた。しかし数の方からは何と云っても病院の方が多く、そこから白いシーツなどがヒラヒラと乾されているのが、兎角通行人の目につきやすく、病院街と呼ばれることになったらしい。

その駿河台の、ややお茶の水寄りの一角に、「戸波研究所」と青銅製の門標のかかった大きな建物があった。今しも、そこの扉が、外に開いて、背の高い若い男が姿を現わした。

「此の辺一帯は、うまく助かって、実に幸運でしたね」そう云って、後を振りかえった。

「そうですかねえ」

とんちんかんの答をしたのは、若い男を送って来た中年の、もしゃもしゃした頤髯を蓄えている男であった。それは、どこかで、見覚えのある顔、見覚えのある声音だった。

「では先生、お大事に」青年は云った。

「いや、有難とう」

と頤髯先生が、頭を下げた途端に、いきなり、先生の身体は内部へ引擦りこまれてしまって、代りに、がっしりした大きな面が、ニュッと出た。

「あんた、先生様を、連れだしたりして、困るじゃねえか。