후리가나로 읽는 일본 고전
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ちくはくき
竹柏記
山本 周五郎
山本 周五郎의 竹柏記(ちくはくき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,798자 · 91화면
「怒るようなことでないとはどんなことなんです」
「鉄馬さんなどが知らなくともいいことですよ」
「へえ、それは都合よくできてるもんですな」
鉄馬はむっとして、なおなにか云いそうであった。孝之助は苦笑しながら、すでに集まっている客たちのほうへと、彼を伴れていった。
法要のあと、この家では珍しく、賑やかな酒宴になった。客も親族のほかに、役所の上役や同僚たちも来て、ぜんぶで三十余人、二つの客間からはみだすくらいだった。それに年が明けると現勘定奉行の任期が満ち、孝之助が代って就任する筈だったから、座の空気はしぜんと陽気になっていった。
叔父の瀬木蔵人はいいきげんに酔って、
「これからはひとつ、高安の家風を改善して貰うんだな、もっと戸障子をあけ放して、明るい活気のある家にして貰いたい、そう云ってはなんだが、故人はどうも気むずかしくて文句が多くていけなかった、ここでは酒も悠くり飲めなかった、これからはそこをなんとか、ひとつ……」
などと云った。すると例によって、母方の叔父の渡辺又兵衛が、脇にいて鼻で笑った。
「どうも馬場下は暢気なものだ、石を笑わせるために道化るようなことを云う」