후리가나로 읽는 일본 고전
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わらうあくま
笑う悪魔
野村 胡堂
野村 胡堂의 笑う悪魔(わらうあくま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,687자 · 55화면
写真の口紅
老巧な記者達は、見知りの同業者千種十次郎を取巻きました。
「僕も何んにも知らないよ、偶然今夜の晩餐に招待された丈けだ、――そして僕の新聞には、記者として僕の社から駆付けた早坂勇の見聞以外は、一句も書かない積りだ、その点は安心してくれ給え」
「そいつは紳士的だね、特権を利用して特種にされちゃ叶わないからな」
「大丈夫だよ」
千種十次郎も花房一郎の後に続きます。斯うは言うものの、千種十次郎も「法雲寺五郎」なるものの脅迫状以外は何んにも知らず、それは花房一郎から発表を止められて居るので、全面的に足の勇の敏腕に俟つ外は無かったのです。
写真の口紅
事件のあった奈々子の部屋では、警視庁の指紋係と写真係が、部屋中の指紋を採り、いろいろの角度から写真を撮って居りました。
「閉め切った此部屋から、女一人をつれて、どうして脱出せるのだ」
豪華を極めた部屋の隅々まで、恐ろしく念入に捜し廻った末、安楽椅子にドカリと腰をおろして花房一郎は言うのです。
「その上、恐ろしく大きな声で笑ったよ、四半世紀前の人があれを聴いたら、空中で天狗は笑ったと言うだろう」
千種十次郎はそれに並んで、美しい肘掛椅子に身体を埋めました。