후리가나로 읽는 일본 고전
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わらうあくま
笑う悪魔
野村 胡堂
野村 胡堂의 笑う悪魔(わらうあくま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,687자 · 55화면
その時はもう打ち壊された電灯が修理されて、部屋の中は真昼の如く照されて居るのです。
マホガニー一色の美しい家具、西洋の華麗な椅子張り、フカフカと踵を埋める支那絨毯、そして壁寄りの大きなフロア・スタンドの側に、斑々として血の跡のあるのは、美保子が刺された場所でしょう。
「思ったより刺された場所は入口近くなかったネ」
花房一郎は又独り言を言い乍ら立ち上りました。それを眺めて、不断の微笑を送って居るのは、仏蘭西の古典らしい油絵の少女で、その隣の扉を押し開けると、次の間は小さく纏まった寝室、所謂ハイカラにした紅閨で、小卓にも、寝台にも、羽根布団にも、若い娘の好みらしい、可愛らしさと、金持の一粒種らしい豪勢さが溢れます。
現に寝室の一方に張った、印度更紗の幕を引くと、その中は想像も及ばぬ衣裳の宝庫で、絹と毛皮と、そして高貴なレースの大量が、貧乏人の肝を冷させるのです。
寝台の前の小卓の抽斗は、ニッケルの小さい鍵を差込んだまま、少し開いて居りました。多分奈々子が階下の晩餐会に出るために、ブローチか指環を出して、そのまま閉め忘れたのでしょう。
「おや、これは、見たことのある顔だが」