일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かんざしをさしたへび

簪を挿した蛇

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 簪を挿した蛇(かんざしをさしたへび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,681자 · 20화면

아오조라 문고

石川県の西のはずれ、福井県との境近くに大聖寺という町がある。其処に錦城という小学校があって、その学校で私は六年間の小学校生活を卒えた。たしか尋常六年の時に、明治天皇が崩御されたように記憶しているので、私の小学校時代は、明治の末期に当るわけである。

この町は、子爵の方の前田家の旧城下町であって、その頃の小学校は旧藩主のもとの屋敷をそのまま使ったものであった。それで学校といっても、現在普通に見られるような半洋風の建物ではなかった。もっとも一部は建て増されたもので、二階建の普通の小学校の形になっていたが、雨天体操場の方などは、昔の建物をそのまま使っていたので、今から考えてみれば、随分古風な学校であった。在学中にこの雨天体操場の方も改築されたように憶えているが、印象に残っているのは、妙に改築前の旧い体操場の方である。

雨天体操場といっても、旧藩主の大きい邸宅の襖をとりはずしただけのものであったから、中には柱が一杯立っていた。大広間と次の間に当るところが、この体操場の中心部で、その両側に広い廊下があったらしい。柱がずっと一列に立っていた。奥の半分は、小さい部屋が沢山あったところを、壁と襖をはずしてそのまま使ったらしく、その部分には沢山の細い柱がそれこそ林立していた。