후리가나로 읽는 일본 고전
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ふんにょうたん
糞尿譚
火野 葦平
火野 葦平의 糞尿譚(ふんにょうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,974자 · 99화면
酔が廻るにつれて次第に打ち解けた空気になり、歌も出、朝鮮人の同業者が二人居たが、それも、何やら奇妙な節廻しで、朝鮮の歌を呶鳴り出した。ああ、そいつは知ってるぞ、と彦太郎は大声を発し、わしのところの金本や大山達がよく酒を飲んではやって居る、チン、チンチンナアレ、チョッタ、チョッタ、というのだろう、やれやれ、チン、チンチンナアレ、チヨッタ、チョッタ、とうたい出すと、朝鮮人達も手を打って和した。駄目よ、そんな外国の歌、日本の歌をうたいなさいよ、と芸者が云ってそれでもいい加減に三味線を鳴らして合わせているところへ、襖が開いて、背の低い、ずんぐりした印度人のような天野久太郎が入って来た。天野は空いている座蒲団の上に落ちるように坐ると、ものをいう前の癖で、ぐうと息を吸いこんで、眼を白黒させ、お、お、お、遅くなった、す、す、すまん、とだけ云った。やあ、よう来てくれたな、あんた待って居ったが遅いので始めたところだ、さあ、一杯、と盃をさし、自分で徳利を持って注ぎながら、この組合のことでは随分長い間骨を折った、でも、今日は嬉しゅうてこたえん、あんたとも何べんも話したことだが今まで、お互が無駄な競争をして居ったのは大いに間違いであった、今後は大いに協力一致、手をとりあって進もう、我々の団結によって横柄な得意の人達にも思い知らせる