일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こうもうけいせい

紅毛傾城

小栗 虫太郎

小栗 虫太郎의 紅毛傾城(こうもうけいせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,403자 · 50화면

아오조라 문고

しかし、その冷たい湿っぽい感覚が、私の肺臓にずうんとしみわたりました。逃れるのはいま――私は、鹹っぽい両掌に汗を浮かべて、病を装おうと決心しました。それからが、こうして、手厚いおもてなしをいただく仕儀にございます。どうかいつまでも、下碑になりと、御手元にお置きくださいませ」

永々と続いた、フローラの物語は終わった。

ちょうどそれは、鏡に吹きかけた息のようなものであった。彼女をおびやかした、忌まわしい悪夢の世界は、すべて何もかも、海中に没し去ってしまったのである。

そうしてフローラは、新しい生活を踏み出すことになった。

しかし、ベーリングをはじめ、彼女さえも遠望したという黄金郷の所在は、ついに、この島のどこにあるのか明らかではなかった。それは、フローラという緑毛の処女が、そもそも神秘的な存在であるように、黄金郷という名を、聴いただけでさえ、三人は竜巻の中に巻き込まれたような気がしたらしい。

ところが、その翌日から、フローラをめぐって、この島には激しい情欲の渦が巻き起こることになった。

その翌日――フローラがすがすがしい陽の光に眼覚めたとき、浜辺のほうから、異様な喚声が近づいてくるのを聴いた。