후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅんすいぎきょくへのみち
純粋戯曲への道
岸田 国士
岸田 国士의 純粋戯曲への道(じゅんすいぎきょくへのみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 634자 · 2화면
矢代静一君の城館をみて、私は非常に新鮮なものと、極めてゆたかな才能の開花のようなものを認めた。
その新鮮さには戯曲形式への不敵な挑戦が感じられ、テーマの上でも、構成の上でも、また、特に文体の上で、私は最近の日本の戯曲を通じて、これほど、既成のものから完全に離脱を企てた作品にぶつかったことはない。それはたしかに、一つのものの探究にかけられた作者の情熱だと思う。
作者が、「文学的に」何を追い求めているかを、私は、いま、はっきりいい当てることはできないが、たしかに、それは、新しい戯曲の「生命のエッセンス」ではないかと思う。
この作品は、ただ、そういう野心だけで、でっちあげたものではなく、寧ろ、野心のかげで、沈着にほほえんでいる作者の柔軟で鋭い感受性を誰も見落さないであろう。
少し大げさにいえば、かの、ヴァレリイが純粋詩と呼ぶ、言葉の韻律の知的でかつ感覚的な操作において試みた、それと同じ試みを、戯曲の上に試みることをこの作者のよくバランスのとれた才能に私は期待する。
城館のなかには、まだ不安な手さぐりもあるし、効果の誤算もあるらしい。しかし、一番大事な「劇的な時間」