일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むらさきだいなごん

紫大納言

坂口 安吾

坂口 安吾의 紫大納言(むらさきだいなごん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,899자 · 26화면

아오조라 문고

月よ。無道者の命を断とうとは思いませぬか」空に向って、彼は叫んだ。

「私はそれを怖れませぬ。あらゆる報いも、御意のままです。甘んじて、八つざきにもなりましょう。劫火に焼かれて死ぬことも、いといませぬ。ただ、私には、たったひとつの願いがあります。私は笛をとり返さねばなりません。いいえ、きっと、とり返して、あのひとの手に渡してやります。私は、それを果さぬ限り、死にきれませぬ。いかずちよ。あわれみたまえ。私は命を召されることを怖れているのではありませぬ。あのひとの笛をとって帰るまで、しばしの猶予を与えたまえ」

どのような手段もつくし、またどのような辛苦にも堪え、きっと小笛をとり返そうと彼は念じた。

彼の歩みは、小笛を奪われたその場所へ、自然に辿りついていた。

然し、谷あいの小径には、もはや盗人の影もなかった。

大納言は途方にくれたが、徒らに迷う心は、もはや彼には許されていない。山の奥へとわけて行けば、やがて盗人に会わないものでもないと思った。草をわけ、枝をわり、夢中に歩いた。

もはや自分の歩くところが、どのあたりとも覚えがなかった。山の奥に踏みまよっていた。