후리가나로 읽는 일본 고전
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さいきこうい
細木香以
森 鴎外의 細木香以(さいきこうい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,332자 · 45화면
取持には有中、米八が来た。宴を撤してから舟を鞘町河岸に艤し、松井町の稲本に往った。小稲花鳥はもういなかった。三代目小稲と称していたのは前の小稲の突出右近である。香以は玄魚と魯文との相方を極めさせ、自分は有中、米八を連れて辞し去った。
この年香以は四十歳であった。香以は旧に依って讌遊を事としながら、漸く自己の運命を知るに至った。「年四十露に気の附く花野哉。」山城河岸の酒席に森枳園が人を叱したと云う話も、この頃の事であったらしい。
文久二年は山城河岸没落の年である。香以は店を継母に渡し、自分は隠居して店から為送を受けることとし、妾鶴には暇を遣り、妻ふさと倅慶次郎とを連れて、浅草馬道の猿寺境内に移った。蕭条たる草の庵の門には梅阿弥の標札が掛かっていた。
十一
猿寺の侘住いに遷った香以は、山城河岸の店から受ける為送の補足を売文の一途に求めた。河竹新七の紹介に由って、市村座の作者になり、番附に梅阿弥の名を列する。梅の本の名を以てして俳諧の判をする。何廼屋の名を以てして狂歌の判をする。注文に依って店開の散しを書く。此等は固よりこの時に始まったのではない。