후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 194,628자 · 371화면
、姉ちゃんに此方でお昼の御飯食べるつもりで早ういらっしゃい云うてほしい、と、そう云って電話を切ったが、悦子はお春に預けることにして、姉と二人で久々にゆっくり食事をするには何処がよかろう、と考えた末、姉は鰻が好きであったことを思い出した。ついては昔、父と一緒に蒟蒻嶋とか云う所の大黒屋と云う鰻屋へたびたび行ったことがあったので、今もその家があるかどうかを聞かしてみると、さあ、どうでございますやろ、小満津なら聞いておりますがと、女将が電話帳を繰ってくれたが、なるほど、大黒屋ございますわ、と云うことなので、部屋を申し込んで置いて貰い、姉を待ち受けて、悦ちゃんはお春どんと三越へでも行ってみなさい、と、云い置いて出かけた。
姉は雪子がようようのことで梅子を賺して二階へ連れて上った隙に、大急ぎで身支度をして出て来たとやらで、きっと今頃は雪子ちゃんが難儀しているやろう、それでも出て来てしもうたからには今日はゆっくりさして貰う、と云いながら、
「此処は大阪に似てるなあ、東京にもこんなとこがあるのんかいな」
と、座敷の外を取り巻いている川の流れを見廻した。
「ほんに大阪見たいやろ。