후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,580자 · 287화면
たところ、ふっと或る筋から、相手の男に深刻な関係を結んでいる婦人が附いていて、世間体を胡麻化すために妻を迎えようとしていることが分り、慌てて取り消したことがあったが、雪子へ向けて持ち込まれる縁談には、突き詰めて行くと、そう云う変に暗黒なものに打つかることが多いのであった。で、そのために一層本家の兄達が用心深くもなったのであるが、それも畢竟此方が余りむずかしいことを云って、不釣合によい相手を求めようとするところから、却って妙な誘惑にかかるようなことにもなるので、考えてみれば、四十を過ぎての初婚の資産家などと云う口は、大概一癖あるものと思って然るべきなのであった。
瀬越の場合も、血統の上にそう云う弱点があったので今迄結婚しなかったのかも知れないけれども、しかし此方を欺す考があったのでないことは明かで、恐らく先方にしてみれば、こんなに長い間かかって郷里の方を調べていると云う以上、母のことは分った筈であると思い、当然それを承知の上で話に乗って来ているものと解したのであろう。「身分違い」とか「自分には勿体ない」とか云う謙遜の言葉も、その感激の心持を籠めていたのであろう。