후리가나로 읽는 일본 고전
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かいだんいちやぞうし
綺堂随筆 江戸のことば
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 綺堂随筆 江戸のことば(かいだんいちやぞうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,152자 · 27화면
「大仙寺の納所が見たという、年のころは十歳か十一で長い振袖を着た女の子――実はそれに就いて少しく心あたりが無いでもない。私がここへ引き移った日の夕がたに、それらしい女の子が裏口から内を覗いていたことがある。大かた近所の子供であろうと思っていたが、その後ここらにそんな子のすがたを見かけたことはなかった。私もそれぎりで忘れていたが、今度の話で思い出した。納所が出逢ったという怪しい女の子は、どうもそれであるらしい。」
こうなると、確かに怪談です。お角さんのお父さんの藤吉は大事のひとり娘がゆくえ不明になったのですから、職人達と手分けをして、気ちがい眼で心あたりを探しあるいて、明くる日のゆう方にがっかりして帰って来ると、右の怪談です。可哀そうに、お父さんはいよいよがっかりして、顔の色も真っ蒼になってしまいました。さなきだに病身の阿母さんはどっと床に就くという始末です。お角さんと一緒に働いていたお豊さんも、その話を聴くと顫えあがって、これも俄かに気分が悪くなって寝込んでしまいました。雨のふる晩に、長い振袖を着た女の子が戸を叩きに来て、若い男と女とを誘い出して行った――寄れば障ればその噂で、なんの祟りか知りませんけれども、浅井さんもとうとう祟られたということに決まってしまいました。