일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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りょくいじんでん

緑衣人伝

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 緑衣人伝(りょくいじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,103자 · 11화면

아오조라 문고

傍にいた女の一人がその盒の蓋を開けた。鮮血に汚れた女の首がその中に入っていた。それはかの美少年のことを言った寵姫の首であった。

秋壑はある時、数百艘の船に塩を積んでそれを販がした。すると詩を作ってそれを謗った者があった。

昨夜江頭碧波を湧かす

満船都て相公の※を載す

雖然羮を調うるの用をなすことを要するも

未だ必ずしも羮を調うるに許多を用いず

秋壑はそれを聞いて、その詩を作った士人を誹謗の罪に問うて獄に繋いだ。

秋壑はまたある時、浙西に於て公田の法を行うたが、人民がその悪法に苦しんだので路傍へそれを謗った詩を題した者があった。

嚢陽累歳孤城に因る

湖山に豢養して出征せず

識らず咽喉形勢の地

公田枉げて自ら蒼生を害す

秋壑は怒って誹謗者を遠流に処した。

秋壑はまたある時、千人の僧に斎をした。僧は皆集まってきてその数が既に満ちた。ぼろぼろになった法衣を着た道士がその後からきた。

「私も斎に与りたい」

家の者は道士の前へ往って断った。

「もう千人に足ったから、斎をする訳にゆかない」

「それでも、わざわざやってきたものじゃ、すこしでもして貰いたい」

家の者はしかたなく一鉢の食物を持って往って道士にやった。