일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しばられたあひる

縛られたあひる

小川 未明

小川 未明의 縛られたあひる(しばられたあひる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,532자 · 9화면

아오조라 문고

しかし、それは、ますます彼の体を窮地に陥れるものだということに気づかなかったのです。

穴の中から、頭を出して、いっさいを知りつくしたのねずみは、あひるが、不格好なようすで、あわてるのを見て、はじめはにくらしい奴だ、いいきみだというくらいに思ったのが、だんだん気の毒になりました。それには、前にこんなことがあったから――いつかこの流れへ下りた白鳥が、旅のおもしろい話をきかしてやるからと、たくさんの魚たちを集めておいて、ふいに、かわいらしい小ぶなを三びきも食べて、どこかへ逃げていってしまったことを知っていたからです。けれど、この愚かなあひるには、そんな芸当は、どう見てもできそうはありませんでした。それどころか、自分でぐるぐると繩をなにかの枝に巻きつけて、苦しまぎれに、ウエー、ウエーと悲鳴を上げているのでした。ちょうどその声は、ぶなの木がざわざわと体を揺すって歌うのに、調子を合わせて、頓狂な拍子でも取るようにきかれたのでした。

りこうなのねずみは、この風のうちに、いつもにない不安を感じたのです。昼間、もうだいぶ青々と伸びた麦圃を通っている時分にも、ただならぬ風のけはいを予知したのであるが、日が暮れてから、いっそうその不安は濃くなってきたのでした。