일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

びしょうねん

美少年

岡本 かの子

岡本 かの子의 美少年(びしょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,417자 · 27화면

아오조라 문고

病院は眼科専門であった。山の手に家のあるわたしがなぜお祖母さんに連れられてこんな下町の病院へ入院したかというと、それほどわたしの眼は難治のものだった。さし当ってどうということもないのだが、瞳にかかったうすい霞は、根が腺病質の体質から生み出された疾患だけに、しつこく永引いた。東京中の評判の眼科医は一通り診て貰った末、ここの院長が名医だという噂で、二ヶ月まえにこの病院に入院したのであった。おそらく病院の取締が寛やかで患者の扱い方が捌けているのもこの病院を繁昌さす原因の一つであったろう。

山の手から下町へ移って寝起きする少女のわたしにはすべてのものが珍しかった。下町の生活は屋根の生活でもあった。瓦屋根、トタンやブリキ屋根、それ等を海とも花野とも眺め渡しながら、朝夕、見交し合ういくつかの二階の窓、いくつかの物干台に隠見する人間たちは草双紙の中に出て来る人物のように一々、いわくあり気に、しかも手軽るに馴染めそうにも思えた。ましてわたしの病室の窓の、真向きに当る物干台の上にしょっちゅう現れる気さくな少年と、わたしが親しくなれたのになんの手間暇はいらなかった。