후리가나로 읽는 일본 고전
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しょっこうとびしょう
職工と微笑
松永 延造
松永 延造의 職工と微笑(しょっこうとびしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,696자 · 144화면
院長に心を乱された事が私を再び悪い情熱へと追いやって行ったのである。考えれば、皆壺の骨に根本の罪が秘むのであった。
木偶流動
私はその後も出来る丈心を平静にして、むしろ沈鬱な日を過した。其の間に起った不慮な事件は幾つかを数え出される事が出来よう。けれどその中で一番大きな二つを選ぶならば院長の急死と、院長の子息の怪我であった。斯う並べると人間は全くヒ弱い構造を持ったものだと云う考えで悲しまされよう。だが其れに間違いがあろうか。大体の事を話せば、子息の方は今迄何処かの水産講習所や臨海実験場へ行って居たのであるが、最近に海岸の漁師達と知り合いになって、彼等が漁に出る時、その舟へ同乗させて貰ったのが悪かったのである。此の漁師達が或る魚の大きい群を見出した時、他の側に居た漁船も其れを見附けたので、両方の漁師は到頭舟を接して殴り合いを初めるに至ったのである。院長の子息は一緒になって、殴ったり殴られたりしたが、終いに頬骨を打たれて気絶したのだと云われている。斯う書いて来ると人間が全く木偶のように思えてならぬではないか。実際人間は振り子の調子につれて、カタカタと動きパタリと倒れる木偶のようではないか。