후리가나로 읽는 일본 고전
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にくたい
肉体
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 肉体(にくたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,219자 · 26화면
その晩、小野君と別れて、私はミヨ子のために、初めて……全く初めて、玩具店へよりました。そして小さな彼女へ、木やセルロイドの玩具を幾つか買い求めました。
ミヨ子は眠っていました。トキエは私ににっこり笑ってみせて、玩具を子供の枕頭に並べました。一つ一つ取上げては、そっと打振ってみたり、あちこち眺めたりして、まるで自分が子供のようで、そしてそれを子供の枕頭に並べるのです。その姿を、私は久しぶりで美しいと思いました。白い歯なみが可愛く、黒目のうわずった眼付が変に心を惹くのです。だが……そうです……心を惹くだけで、ひどく私自身とは縁遠いものに思われ、そしてそう思えば思うほど、そこに、赤い布団にくるまってすやすや眠ってる赤ん坊が、私の胸の奥に触れてきて、哀切な感情をかきたてます。戸籍上父のない子供だとか、世間に隠されて生れたのだとか、そういう事柄ではなく、先刻小野君の画面で見たように、魂の窓とも云うべき眼のあたりが空虚な、そして柔かな生々とした温い頬の、なんだか不具的な存在、可哀そうな存在……そういう風に胸に触れてくるんです。私はその方ににじり寄って、頭をなでたり、頬をつっついたりして、それから、ぱっちり見開いた眼の中を……澄みきった闇がたたえてるような深い中を……覗きこみ、その顔がくしゃくしゃになって泣き出しそう