후리가나로 읽는 일본 고전
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じさくしょうぞうまんだん
自作肖像漫談
高村 光太郎
高村 光太郎의 自作肖像漫談(じさくしょうぞうまんだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,162자 · 9화면
その風貌に深さと味いと豊かさと気品とが備っていて、存分に打ちこんで仕事が出来ると思っていた。公の風貌の日本的、東洋的なものには大きさがあり、高さがあり、こまかさがあり、汲み尽せないような奥の深い陰影があり、世界に示すに足りると思うのである。こういう方の在世時代に自分も生きていながら、ついにその彫刻を作り得ずにしまう事はのこり惜しいが是非もない。こういう類の深と大とのある風貌の人は当分日本に生れそうもないような気がする。中華民国には或はあるかも知れないが、中華民国となると又すっかり特質の違ったものになる。
私は智恵子の首を除いては女性の肖像をあまり作っていない。はるか以前に歌人の今井邦子女史の胸像をつくりかけたのに、途中で粘土の故障でこわれてしまったのは惜しかった。幸い写真だけは残っていて女史の随筆集の挿画になっている。女史の持つ精神の美と強さとが幾分うかがわれるかも知れない。あの首は大理石で完成するつもりで石まで用意してあったのである。これからは機会を捉えて日本女性の新鮮な美を肖像としてたくさん作って置きたい。一体に女性のよい肖像彫刻は思ったよりも少い。