후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
じゆうじん
自由人
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 自由人(じゆうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,030자 · 139화면
そこの二階の、六畳の日本室に、菅原はくつろいだ。これは周の研究室でもあり、昼寝の場所でもあり、また特別な応接室でもある。
一方の壁一面に、作り附けの戸棚があり、曇り硝子の戸がしめられていて、その中に、各種の漢法医薬が並んでいる。薬草の類はたいてい揃っており、その他に、黒焼のものや、動物の肝や虫の干物など、さまざまだ。両方の欄間に向いあって漢文の扁額が懸り、一つには、「其人ヲ看テ其病ヲ看ズ」とあり、一つには、「静ニ処シテ以テ動ヲ観ル」とある。前者は漢方医学の真諦であり、後者は周自身の心境であろうか。
夫人の素英が茶菓を運んできたあと、周ははじめて尋ねた。
「旅行が少し長すぎたようだが、何をしていましたか。」
「山を見てきたんです。阿蘇、高千穂、桜島、それから慾をだして、浅間まで廻ってきました。」
「ほう、それは大変だ。旅費はあれで足りましたか。」
「すみません、電報なんかうって。おかげで、充分でした。もっとも、学生旅行のつもりで、思いきって倹約はしました。」
「そういうことなら、もっと送るんでした。」
「いや、学生旅行の方がよかったんです。ただ残念なのは、僕に薬草の知識がないものだから、そのお土産がなにもないんです。