후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まいひめ
舞姫
森 鴎外의 舞姫(まいひめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,190자 · 33화면
されどこれとてもその故なくてやは。
かの人々は余がともに麦酒の杯をも挙げず、球突きの棒をも取らぬを、かたくななる心と欲を制する力とに帰して、かつは嘲りかつは嫉みたりけん。されどこは余を知らねばなり。ああ、この故よしは、わが身だに知らざりしを、いかでか人に知らるべき。わが心はかの合歓という木の葉に似て、物触れば縮みて避けんとす。わが心は処女に似たり。余が幼きころより長者の教えを守りて、学びの道をたどりしも、仕えの道をあゆみしも、みな勇気ありてよくしたるにあらず、耐忍勉強の力と見えしも、みな自ら欺き、人をさえ欺きつるにて、人のたどらせたる道を、ただ一条にたどりしのみ。よそに心の乱れざりしは、外物を棄ててかえりみぬほどの勇気ありしにあらず、ただ外物に恐れて自らわが手足を縛せしのみ。故郷を立ち出づる前にも、わが有為の人物なることを疑わず、またわが心のよく耐えんことをも深く信じたりき。ああ、彼も一時。舟の横浜を離るるまでは、あっぱれ豪傑と思いし身も、せきあえぬ涙に手巾を濡らしつるをわれながら怪しと思いしが、これぞなかなかにわが本性なりける。この心は生れながらにやありけん、また早く父を失いて母の手に育てられしによりてや生じけん。