일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えんしょ

艶書

山本 周五郎

山本 周五郎의 艶書(えんしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,027자 · 50화면

아오조라 문고

「あなたでなければあんなことはしなかったんだが」と彼はもういちど低頭した、「もちろん、もう二度とはしませんよ」

七重は微笑しながらうなずいた。

出三郎は立志館へも退学届けを出した。家人には内証である。そうして毎日、兄嫁のこしらえてくれる弁当を持ち、一冊の帳面と矢立を風呂敷に包んで家をでかけ、夕方までひとりで歩きまわった。――出三郎は少年じぶんから、地誌伝説の類に興味をもっていた。いつかおりがあったら領内をまわってそれらの資料を集めてみたいと思っていたが、こんどようやくその望みが達せられたわけである。

部屋住みとなれば時間は余るほどある。年に二三回、兄の用事を手伝うほかは、べつに束縛されることもない。小遣こそ不自由であるが、そんなふうに歩きまわる分には、誰から小言を云われる心配もなかった。

五月になってから、彼は七重に縁談が定った、ということを聞いた。もう十七だから、それだけならふしぎはないのだが、相手が笠井忠也だというので驚いた。

「それはだめだ」出三郎はひとりで首を振りながら呟やいた。

「それはいけない、ほかの娘ならともかく、七重にあの男はいけない」