일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あぢさい

花火・来訪者 他十一篇

永井 荷風

永井 荷風의 花火・来訪者 他十一篇(あぢさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,046자 · 104화면

아오조라 문고

神楽坂の大通を挟んでその左右に幾筋となく入乱れている横町という横町、露路という露路をば大方歩き廻ってしまったので、二人は足の痛むほどすっかり疲れてしまったが、しかしそのかいあって、二人は毘沙門様の裏門前から奥深く曲って行く横町の唯ある片側に当って、その入口は左右から建込む待合の竹垣にかくされた極く静な人目にかからぬ露地の突当りに、またとない誂向の二階家をさがし当てた。表の戸袋へ斜に張った貸家札の書出しで差配はすぐ筋向の待合松風と知れている処から、その家の小女を案内に一応内の間取を一覧し、早速手付金を置いて契約を済ました。その時千代香が便所を借りにと松風の座敷へ上ったが、すると二人は何しろ疲れきっているので、もう何処へも行く元気がなくその儘この松風の奥二階へ蒲団を敷いて貰うことにした。

裏窓を閉めた雨戸一枚に時ならぬ宵闇をつくった四畳半の一間、二人が昼寝の枕元にぱっと夕方の電燈がつく時、女中がお風呂はいかがで御座いますと知らせに来る。二人は共々に帯もしめぬ貸浴衣の寝衣のまま、勝手の庭先へと後から建増したらしい狭い湯殿へ下り、一人やっと入れる程な小さな浴槽の中へと無理やりに、二人一緒に裸身を抱合せるように押入れた。