후리가나로 읽는 일본 고전
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あぢさい
花火・来訪者 他十一篇
永井 荷風
永井 荷風의 花火・来訪者 他十一篇(あぢさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,046자 · 104화면
是がそも/\過去の文士生活とは全く趣を殊にする所である。むかしの青年文士は互に心置きのないもの四、五輩相寄れば、往々行先も定めず、近郊の散策に好晴の半日を消し、帰途牛肉屋か蕎麦屋の二階に登って、陶然一杯の酒に途次獲たところの俳句でも示し合って、款語するくらいの事を無上の娯みとなしたに過ぎない。現代の文士に至っては俳句の一首さえも知名の俳人と一堂に会して膝を接するに非らざればこれを吟ぜず。一たび吟じたならばまた知名の士とその名を連ねて世の新聞雑誌の紙上にこれを掲げることを忘れない。彼等はその友人の中にたまたまその著述を出版するものがあれば狼の如くその周囲に集り来って、祝賀の宴を張る。その状況を見るに彼等同臭の文士は自ら立って発起人となりまずその姓名を連署した往復端書を印刷しこれを知名の文士新聞記者等の許に郵送する。著者とは一面識なきものでも、或は著者の思想とは全く傾向を異にしている者でも、それ等の事には更に頓着せず、ただ一人たりとも多く人を集め一銭たりとも多く会費を獲ようとする。かくの如き宴会には当夜の幹事が飲食店に対して往々満足に支払いをしないこともあるとやら。