후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あぢさい
花火・来訪者 他十一篇
永井 荷風
永井 荷風의 花火・来訪者 他十一篇(あぢさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,046자 · 104화면
ず芸者家へ押えられているから、さしずめ着がえの寝衣に夜具も買う。わたしの身にしては七苦八苦の騒ぎです。何しろその時分は丸次の家の厄介になっていた身ですから、公然に余所へ泊るわけには行きません。昼間か宵の中忍んで行くより仕様がないので、自然出稽古はそっちのけ、御贔屓のお客はしくじる。師匠からは大小言。忽の中に世間は狭くなる。金の工面には困ってくる。さてそうなると、いよいよつのるが恋のくせ。二度と芸者には出したくないような気がして来ます。いずれは住替と、話はきまっているものの、一日でも長くこのまま素人にさして置きたいという気になって、諸所方々無理算段をしながら、もしや、君香がそれと知ったら、済まないと思って早く住替をしようというにちがいない。そう云う気にならせまいと、わたしは何不自由もしない顔をして、丁度夏の事でしたから、或日は明石縮一反、或日は香水を買ってやった事もあります。貸二階にばかり引込んでいても気が晴れまいからと、人目を忍んでわざわざ場末の活動へ連れて行き帰りには鳥屋か何かで飯をくう。君香は何も知らないから嬉しがって、「兄さん、わたしこの儘でこうして素人でいられたら。