후리가나로 읽는 일본 고전
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わかきひのジンギスカン
若き日の成吉思汗
林 不忘
林 不忘의 若き日の成吉思汗(わかきひのジンギスカン)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,827자 · 68화면
(と自分の胸へ突き刺す仕草)
うなずきながら、鹿の皮を頭からかぶり、木華里の去った下手の石段を駈け下りる。とたんに、露台上手より侍女二人、あわただしく走り出て、
侍女一 おや! 奥方様はどこに? あら、あの軍使もいない――奥方さま、奥方様!
侍女二 ああ、奥方様のお身に、変り事がなければよいが――。
二人そそくさと室内を捜し廻る。舞台刻々暗くなり、露台の外、月の出はいよいよ迫る。
札木合の声 (近づいて来る)合爾合、合爾合! 合爾合はおらぬか。(幕)
第二幕 第一場
城外。塔米児、斡児桓の両河の合する三角洲に設けられた、成吉思汗の大天幕の前。砂漠の広場。前の場と同じ時刻。
正面すこしく上手寄りに、成吉思汗の天幕、垂れを掛けたる出入口あり。哨兵二名、その左右に立ち、一人はたえずその前を往復して警護す。下手奥は、夜眼にも白き大河、彼岸は模糊として砂漠につづき、果ては遠く連山につながる。その砂漠に、軍兵の天幕の灯、かがり火など、閃々としてはるかに散らばる。降るような星空の下。月はまだ上らない。
舞台上手に、立樹五六本、その一つに、真白な成吉思汗の乗馬を継ぐ。下手にも立樹二三、その前に駱駝一二頭、置き物のごとく坐る。