후리가나로 읽는 일본 고전
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きのこのまいひめ
茸の舞姫
泉 鏡花
泉 鏡花의 茸の舞姫(きのこのまいひめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,906자 · 24화면
」
廓のしらべか、松風か、ひゅうら、ひゅうら、ツテン、テン。あらず、天狗の囃子であろう。杢若の声を遥に呼交す。
「唄は、やしこばばの唄なんだよ、ひゅうらひゅうら、ツテン、テン、
やしこばば、うばば、
うば、うば、うばば、
火を一つくれや……」
と、唄うに連れて、囃子に連れて、少しずつ手足の科した、三個のこの山伏が、腰を入れ、肩を撓め、首を振って、踊出す。太刀、斧、弓矢に似もつかず、手足のこなしは、しなやかなものである。
従七位が、首を廻いて、笏を振って、臀を廻いた。
二本の幟はたはたと飜り、虚空を落す天狗風。
蜘蛛の囲の虫晃々と輝いて、鏘然、珠玉の響あり。
「幾干金ですか。」
般若の山伏がこう聞いた。その声の艶に媚かしいのを、神官は怪んだが、やがて三人とも仮装を脱いで、裸にして縷無き雪の膚を顕すのを見ると、いずれも、……血色うつくしき、肌理細かなる婦人である。
「銭ではないよ、みんな裸になれば一反ずつ遣る。」
価を問われた時、杢若が蜘蛛の巣を指して、そう言ったからであった。
裸体に、被いて、大旗の下を行く三人の姿は、神官の目に、実に、紅玉、碧玉、金剛石、真珠、珊瑚を星のごとく鏤めた羅綾のごとく見えたのである。