후리가나로 읽는 일본 고전
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きのこのまいひめ
茸の舞姫
泉 鏡花
泉 鏡花의 茸の舞姫(きのこのまいひめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,906자 · 24화면
……歯が鳴り、舌が滑に赤くなって、滔々として弁舌鋭く、不思議に魔界の消息を洩す――これを聞いたものは、親たちも、祖父祖母も、その児、孫などには、決して話さなかった。
幼いものが、生意気に直接に打撞る事がある。
「杢やい、実家はどこだ。」
「実家の事かい、ははん。」
や、もうその咳で、小父さんのお医師さんの、膚触りの柔かい、冷りとした手で、脈所をぎゅうと握られたほど、悚然とするのに、たちまち鼻が尖り、眉が逆立ち、額の皺が、ぴりぴりと蠢いて眼が血走る。……
聞くどころか、これに怯えて、ワッと遁げる。
「実家はな。」
と背後から、蔽われかかって、小児の目には小山のごとく追って来る。
「御免なさい。」
「きゃっ!」
その時に限っては、杢若の耳が且つ動くと言う――嘘を吐け。
三
海、また湖へ、信心の投網を颯と打って、水に光るもの、輝くものの、仏像、名剣を得たと言っても、売れない前には、その日一日の日当がどうなった、米は両につき三升、というのだから、かくのごとき杢若が番太郎小屋にただぼうとして活きているだけでは、世の中が納まらぬ。
入費は、町中持合いとした処で、半ば白痴で――たといそれが、実家と言う時、魔の魂が入替るとは言え――半ば狂人であるものを、肝心火の元の用心は何とする。