후리가나로 읽는 일본 고전
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くさめいきゅう
草迷宮
泉 鏡花
泉 鏡花의 草迷宮(くさめいきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,733자 · 142화면
ふらふらと葭簀を離れて、早や六七間行過ぎた、女房のあとを、すたすたと跣足の砂路。
ほこりを黄色に、ばっと立てて、擦寄って、附着いたが、女房のその洋傘から伸かかって見越入道。
「イヒヒ、イヒヒヒ、」
「これ、悪戯をするでないよ。」
と姥が爪立って窘めたのと、笑声が、ほとんど一所に小次郎法師の耳に入った。
あたかもその時、亭主驚いたか高調子に、
「傘や洋傘の繕い!――洋傘張替繕い直し……」
蝉の鳴く音を貫いて、誰も通らぬ四辺に響いた。
隙さず、この不気味な和郎を、女房から押隔てて、荷を真中へ振込むと、流眄に一睨み、直ぐ、急足になるあとから、和郎は、のそのそ――大な影を引いて続く。
「御覧じまし、あの通り困ったものでござります。」
法師も言葉なく見送るうち、沖から来るか、途絶えては、ずしりと崖を打つ音が、松風と行違いに、向うの山に三度ばかり浪の調べを通わすほどに、紅白段々の洋傘は、小さく鞠のようになって、人の頭が入交ぜに、空へ突きながら行くかと見えて、一条道のそこまでは一軒の苫屋もない、彼方大崩壊の腰を、点々。
五
「あれ、あの大崩壊の崖の前途へ、皆が見えなくなりました。