후리가나로 읽는 일본 고전
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くさめいきゅう
草迷宮
泉 鏡花
泉 鏡花의 草迷宮(くさめいきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,733자 · 142화면
いずれそれも、怪しき事件の一つであろう。……あわれ、この少き人の、聞くがごとくんば連日の疲労もさこそ、今宵は友として我ここに在るがため、幾分の安心を得て現なく寝入ったのであろう、と小次郎法師が思うにつけても、蚊帳越に瞻らるるは床の間を背後にした仄白々とある行燈。
楽書の文字もないが、今にも畳を離れそうで、裾が伸びるか、燈が出るか、蚊帳へ入って来そうでならぬ。
そういえば、掻き立てもしないのに、明の寝顔も、また悪く明るい。
「貴下、寝冷をしては不可ません。」
寝苦しいか、白やかな胸を出して、鳩尾へ踏落しているのを、痩せた胸に障らないように、密っと引掛けたが何にも知らず、まず可かった。――仁右衛門が見た御新姐のように、この手が触って血を吐きながら、莞爾としたらどうしょう。
そう思うと寝苦しい、何にも見まい、と目を塞ぐ、と塞ぐ後から、睫がぱちぱちと音がしそうに開いてしまうのは、心が冴えて寝られぬのである。
掻巻を引被れば、衾の袖から襟かけて、大な洞穴のように覚えて、足を曳いて、何やらずるずると引入れそうで不安に堪えぬ。
すぽりと脱いで、坊主天窓をぬいと出したが、これはまた、ばあ、と云ってニタリと笑いそうで、自分の顔ながら気味の悪さ。