후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
きくちよしょう
菊千代抄
山本 周五郎
山本 周五郎의 菊千代抄(きくちよしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,178자 · 72화면
侍や下僕たちにそういいつけて、男のほうは見ずにそこを去った。
病気をいたわってやれといったとき、菊千代はふと竹次夫妻にも援助を与えようと思いついた。そして名代名主の数右衛門を呼んで、援助はどのようにしたらいいかを相談した。……数右衛門はそれには反対であった、かれらが本当に百姓になるつもりなら、やはり孫の代まで辛抱しなければいけない、ここで脇から助けてやれば、当座は生活が楽になるであろう、しかし援助が切れたときは元の杢阿弥で、そうした例は幾らもある。そんなふうに主張した。
「それはそうでもあろうが、辛抱してゆけるだけの心配はしてやってもよくはないか」
菊千代はさからわずに、竹次が病人であることを話し、とにかく仇にならない方法でかれらを援助するようにと云った。
それから約一年あまり。菊千代はおちついた静かな日を送った。
竹次には肥えた田を五段歩と、炭を焼くための山が与えられた。土地が谷峡なので、良い田地はあまり多くは無い、その五段歩は数右衛門の持ち地で、竹次に作らせるにはかなり無理をしたようであった。
源太の物置にいる男も、病気はさして悪くないとみえ、ときに歩きまわっている姿をみかけるし、小屋の前を通りかかるとよく薪を割っていたりした。