후리가나로 읽는 일본 고전
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はなばなしきしゅんかん
華々しき瞬間
久坂 葉子
久坂 葉子의 華々しき瞬間(はなばなしきしゅんかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,114자 · 92화면
ジャズは甘さと哀愁をふくんで三人の間にもしのびこんで来た。
「お杉、ダンスできるの」
「ええ、あなたも?」
「私、しらない。六ちゃんと踊りなさいよ」
「女史、踊る?」
南原杉子はたち上った。蓬莱和子はスタンドの中のマダムに例の饒舌開始の姿勢をとった。仁科六郎の踊りは全く下手の度を越していた。しかし、南原杉子は、その足のはこびに従順に踊った。蓬莱和子はふりむきもしない。けれども、背後を意識していることがはっきりわかる。南原杉子は左手を少しのばして仁科六郎の首筋のあたりにふれてみた。仁科六郎は右手に力をいれた。素早く唇と唇がふれ合った。
「六ちゃん。羨しいわね。お杉と踊れて」
一曲終った時、ふりかえった蓬莱和子が、仁科六郎に片目をつぶって声をかけた。
「ママさん、私がリードするから踊って頂戴」
南原杉子は、四十歳の蓬莱和子が突然はなやかにみえたので、彼女の肉体にふれてみたいと思ったのだ。
「まあ、うれしいわ。お杉。教えて下さる?」
高い椅子からとび降りて来た蓬莱和子を、南原杉子は軽く抱いた。
「両手を私の肩にのせて、あしに力をいれないで、四拍子でしょう。曲にあわせて」