일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おちばいき

落ち梅記

山本 周五郎

山本 周五郎의 落ち梅記(おちばいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,748자 · 61화면

아오조라 문고

これまで単に不審であったもの、なんの意味とも知れなかったものが、康継の言葉によって仮面をぬがされた。もはや疑う余地はなかった。彼は自分をとりまく嵐の意味と、自分の位置の動かし難さを了解する、それは考えたよりも決定的であり重大である。……だが金之助には不安も恐れもない。寧ろいままでのどんな時よりちからづよくおちついていた。彼は久しぶりで平明な表情になり、一歩ずつ大地を踏みしめるような足どりで上屋敷へ帰っていった。

金之助がいとまを得て故郷へ帰ったのは四月はじめであった。父は十日まえに死んでいた、その知らせといれちがいになったわけである。――喪主が勤役ちゅうは帰国できるか否かわかるまで葬礼は延ばされるのが通例だった。もちろん遺骸は荼毘にしてあったが、金之助が着くと共に改めて通夜その他の法要がおこなわれ、そのため人の出入りが多くて、数日はなにをすることもできなかった。

由利江と会って話したのは、それがひとおちつきした日の午後のことだった。朝から梅雨のような細かい雨が降っていて、明けてある窓の外には、庭に茂る樹々の緑がいま描きあげた絵のように、新しく鮮やかに濡れていた。