후리가나로 읽는 일본 고전
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らくじつのそうごんににる
落日の荘厳に似る
吉川 英治
吉川 英治의 落日の荘厳に似る(らくじつのそうごんににる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,613자 · 6화면
稀れには私の作品などを読むらしく、ご自身の方がずんと高齢なのに、私の不健康などを人づてに聞き知ると、よく自身愛用の秘薬というのをとどけてくれたり医師治療師などを紹介してよこしたりした。また宮本武蔵の読後感をあの筆不性な筆で長々とかいてきたのを、某百貨店で、武蔵展をやったときに展観に貸して、それが一夜で紛失した事件などもあった。そんなときも関係者が詫びに行くとらいらくそのもので、謝罪に行った人々が酔っぱらって帰って来たなどの報告をうけたりした。しごく人情もろい人であった。そのくせ古武士さながらのあの風貌と気節は、明治初年生れの年輪どおりもっともよい意味での明治人の象徴であった気がする。
いちどは、築地の新喜楽で一しょになり、その頃そろそろ、酒と湯とを半々にして飲んでおられたが、その席へ私の家から電話があって、長女の安産を知らせてきた。すると大観さんが、この場へ吉報があったのは御縁だから、その赤さんの名はわたしが付けるといい出された。しかし酒興の事だしとこちらさえ忘れていると、お七夜の朝、水ひきを掛けた一紙の絵がとどけられた。それに画題を曙美として、おやくそくおめでとうと、かいてあった。