후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
助ちゃんも祖父のお気にいりであった。助ちゃんは父の義太夫の弟子であったが、私の思い出の中ではその人の印象は祖父の記憶と二重になって残っている。ちゃんとした芸名がなかったわけでもないであろうが、誰もが単に助ちゃんとばかり呼んでいた。祖父はまた「助公、助公。」と呼び捨てにしていた。年頃は二十五、六であったが、如何にも年寄り臭い顔つきをしていた。その頃新派の活動役者の三枚目に小泉嘉輔というのがいて、車輓きや屑屋の役を得意にしていたが、助ちゃんはそれによく似ていた。まだ独りもので、馬道に住んでいる良助という義太夫専門の箱屋の家に二階借りをしていて、そこから毎日父の許に稽古に通ってきていた。収入と云っては出稽古が二とこばかりとたまに寄席に出る位のものであったから、貧しい暮しは知れていた。祖父はこの助ちゃんになにかと目をかけていた。馬道に祖父の贔屓にしている鮨屋があったところから、よく助ちゃんに頼んで稽古にくるついでに買ってきてもらったりしていた。祖父が「助公。」と呼ぶと、助ちゃんの爺くさい顔が皺だらけになった。
助ちゃんについてはこんな話がある。向島の小梅にいた頃、寒声を練るため、夜半物干台に出ておさらいをしていたところ裏隣りの家の窓が開いていきなり「気違い。