후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
」と冗談を云った。
水道尻では君津楼の寮の前に、御輿や四神剣が飾ってあった。私が駈けつけたときは、ちょうどこども御輿を担ぎ出すところで、吉原つなぎのお揃いを片肌脱ぎにした、向う鉢巻きのはじめさんが、私を見かけて、「清ちゃん、早くおいで。」と誘い込んでくれた。はしなくも幼友達の名をわが思い出の一齣のうちにしるしとどめる折りに遇った。御輿を担ぐ面々はみな私の竹馬の友である。実さんやはじめさんを始め、村山(医院)の豊ちゃん、君津(貸座敷)の甚ちゃん、もち尾張(菓子屋)の保ちゃん、長金花(貸座敷)の敏男さん、長島(芸者家)の富ちゃん、加藤(写真屋)の正ちゃん……この加藤という写真屋のことは、「たけくらべ」に正太が美登利に向って水道尻の加藤でいっしょに写真をうつそうと云うくだりがある。並んで肩を入れた私の耳にはじめさんは思いがけないことを囁いた。「揚屋町の御輿に逢ったら、喧嘩をやるんだよ。」私たち子供の間では、水道尻近辺に住む者と五丁町の中央に住む者とは、ふだんいっしょに遊ばなかった。もとより目立った敵対の感情があるわけではなかったが、なんとなくお互いに反感を感じていた。