일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면

아오조라 문고

イエは睨むように私の顔を見て一瞬黙ってしまった。いつかやはりイエが私を起しにきて、私がいつまでも起きないので、「じゃ、竹の子剥ぎをしますよ。」心得顔でそんなことを云って、私が寝ているまま上から蒲団を一枚ずつ畳んではそれを押入へ仕舞った。小柄なイエは蒲団を押入へ仕舞い込むのにひどく持て余し骨を折った。私は寝たままそれを、その立膝をした後姿を見ていた。紅い根掛の眼に沁みる小さい髪の動くのを見ながら、私はうっとりとした気持を味わった、――イエはあの時気づいたのだ、私が見ているのを。

私の家の玄関には大きい姿見が据えてあった。子供の私はよくその前にいって佇んだ。自分の顔を映して見ては子供心に自信のない思いをした。私はそんなにお洒落でもなかった。また私は決して早熟な少年ではなかった。私は自分の無器量が悲しかったのではない。ただその頃の私には妙に自分の顔がへんに愚かしく見えて仕方がなかったのだ。友達の誰も彼もがみなちゃんとした顔をしているのに、自分の顔はなんだかへんだ、可笑しい、出来損いだ、私は独り肩身の狭いような思いをした。一つは私が絶えず家の者から叱られてばかりいたせいであったろう。