일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면

아오조라 문고

その人の様子にも新しく自分の監督の下に入ってきた者に向う気分があった。初対面で私はやさしく看られるものを感じた。その人は私に「お前、本読みが出来るか?」と問い、私にその役をあててくれ、最初の日から私は昼休みには仲間のために本を読んだ。私は女々しい人間で、なにかと自分のうえにその人の心を感じ、それを頼む心になっていた。私は仕事がいい成績でなかった。横鼻緒のと前鼻緒のとあって、横鼻緒の従業の方が多く、私もそれだったが、だめだった。不器用なためであったが、努力も怠っていた。私はその人の心に応えることをしなかった。(でも根が不器用だったからだ。)入所して二十日ほど日が経った日のこと、その人が雑役の一人と話している声がふと耳に入った。「人間が冷たいな。」その声に私はうしろを振り向き、そう云うその人の顔色を見て、なぜかふとその言葉が自分についてだと強く感じ、嗟! と思った。悲しい気持を感じた。その翌朝工場に出て私は自分の座蒲団の前に膳箱のないのに気づき、うろたえた。一人の仲間が私を呼んだ。仲間は膳箱を抱えて工場の出口のところに立ってい、彼の足下に私の膳箱が置いてあった。