후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
それを調べているひまもないので、それにひょっとすると当時の私にもその村の名がわかっていなかったのじゃないかという気がふとして、……いや、どうもそれに違いない、そうでなければ、いくらなんでも私があんなにまごまごするわけがない。私が世話になったお百姓さんの家のあった村とそのなんとか村とはどんな位置にあったのか、そんなこともさらに記憶にない。ところでK氏の家に行ったら、そこで偶々第一回の福音農民学校が始まっていて、私達が尋ねたときはちょうど授業時間中らしく、私達はしばらく座敷でK氏の講義がすむのを待った。その座敷の床の間にはお手製の大きな雛人形が飾ってあった。してみると、私の二回目の家出は三月の節句の頃であったと見える。お百姓さんはきちんと畏って坐っていたので痺をきらしたらしく、一寸足を崩して私を見て笑った。とても邪気のない笑いだった。
K氏は私の話をきくと、すぐ人を遣って私の家に電報を打たせた。私は一週間ばかりK氏のもとにいて、また東京へ帰ったが、その間私は全国各地から集まってきていた農村の子弟達にまじって農民学校の講義をきいた。一人の青年がまじめに、「いま東京からK君が見えました。