후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
私の店は浅草の合羽橋に本店のあったK新聞店の支店で、私が入った時には、朝鮮人のMという人が主任をしていた。配達も半分は朝鮮人であった。私は入った当座そのことに気がつかなかったが、しばらくして内地人の朋輩から私の迂闊を指摘されて、びっくりした。私はそれまで朝鮮人に親しむ機会が全くなかったので、この人たちがこんなに自分たちの身近にいるものとは、知らなかったのである。私はいまも朝鮮人に親しみを感じているが、それはこの新聞配達をしていた期間の交歓に由るものである。私に区域を引き継いでくれた人も朝鮮人であった。配達のかたわら法政大学の文科に通学していたが、柔和な人でなかなか男まえであった。私が配達するようになってから、「まえにここを配達していた、あのいい男の人はどうしたの?」など、お得意のおかみさん連からよく訊かれたものである。ごく幼い頃から内地に来ていた人なので、むしろ朝鮮語の方が覚束なかった。この先輩は引き継ぎに際して、新米の私にいろいろ親切に教えてくれて、このごみごみした一郭を自分の生活の地盤だと思え、自分にパンを授けてくれるのは、ここに住む飾りけのない、へりくだった人たちだと思えと云った。