후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
姉の方は細面で妹の方はまる顔であったが、どちらも品のある容貌をしていた。姉の方は田中良画伯の描く女性にそっくりであった。おそらく美貌という点では姉の方が勝るであろうが、私は可愛い顔つきをしている妹の方が好きであった。私が配達になった頃は、二人共に女学校に通っていて、殊に妹の方は幼かった。私が最初この家に勧誘に行ったとき、私の板につかないその癖一生懸命な外交ぶりが可笑しかったのであろう、姉はとり澄ましていたが、妹は笑いを押し殺していて、私は冷汗の出る思いがした。この姉妹は二人共に養女であるという話を私はいちど耳にして意外に思ったが、その後も半信半疑で、いまになっては一層たよりない感じがする。ことによると根も葉もない話かも知れない。父親というのは口髭を生やした貧弱な男で、どこかに勤めているようであった。母親の方はどこか面差しが姉に似通ったところがあった。その後姉は女学校を卒業してどこかに勤め出した。相変らずの美貌であるが、少しく痩せぎすで、手足など蚊細すぎるうらみがあった。胸の病いがあるのではないかと疑われた。いまにして思えば、あの品のいい愁い顔は「不如帰」