후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
堀切橋を渡って鐘紡のあたりまできた時には、僕の気持も少しなおってきました。友達が欲しいという思いが胸に湧きました。すると僕の気持は吐け口を見つけたようにその思いに注がれました。友達は持てるぞ、友達は持てるぞ、そんなことを思い、心は楽しくさえなってきました。白髭橋の袂でふと見かけた古道具屋で、僕は古ぼけた額を一つ買って帰りました。その中におさめてある複製の絵と、またその額の古風で単純なのが気に入ったのです。絵は父と母と子を描いたものです。おそらく異国のすぐれた古人の筆でしょう。そのことに暗い僕には何もわかりませんが。ある上流の家庭を写したものでしょう。壮年の父母と若い息子(僕より一つ二つ幼いでしょう)を配した画面からは、良家の行儀正しさとでもいうべきものが伝わってきます。威厳に満ちた父、優しい母、そして二人の間に、父の、母の面影のしのばれる、初々しい感じの若者。静かなもの、正しいもの、暖いもの、優しいものが感ぜられます。その時の僕の和んできた気持はこの絵に惹かれたのです。値段も安かったので買って帰りました。箪笥の上に飾ってあるのがそれです。さきほど兄が見て「何んだい?」