후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
※(歌記号、1-3-28)恋風や その扇屋の 金山と 名は立ち上る夕霧や……。
隣りの稽古部屋から「吉田屋」をさらう声が聞えてきます。声の主はAさんといって、家へ見える連中さんでは旧い人です。僕のほんの子供の時分から見えています。Aさんはいい声なので僕は家にいれば聞くようにしているのです。それにこの、恋風や、……からはじまる夕霧の出は好きなのです。
先生は浄瑠璃はお好きですか? 僕は父が教えてくれれば習いたいのですが、習えるどころではありません。この間父にどうして浄瑠璃などを習ったのかと訊いたら、「好きだったから。」と一言云いました。気のない返事でした。でも、詩人志願の息子はそれだけでも嬉しく、満足に思いました。
いまのさき父に伴いて朝湯に行って来ました。父は眼が見えないものですから、昼前の湯屋の混雑しないうちに行くようにしているのです。帰ってから稽古部屋で父に「蘭斎歿後」を読んできかせました。一緒に湯に行くことと本を読んできかせること、これはこのほどふと始めた日課のようなものですが。(いつまで続きますことか)読みながら「どう?」と訊いたら、「うん、おもしろい。