후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
悲しいことに、浄瑠璃のことには、僕は自分のうちに自ら恃むどんな情熱も見出し得ません。僕は父の語るのを聴き、口惜しい思いをします。父の芸のいいものであることだけは僕にも解るので、それだけ、芸人としての父に心許なさの感ぜられるのが、淋しい気がします。僕はもっともっと浄瑠璃に心を傾けることで、拠りどころを見出しているような父を見たいのです。そうでなければ、父という人はあまりに淋しい人です。この間ラジオで父の先輩の人がその道の話をしたのを聴きました。その人は云いました。「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり。」芸に就く者の心のほどを感じ、僕の年若な心が父に望むものが、決して大人から笑われるようなものでないことを確めました。また父の語物のうちで僕がよく知っているものを、さる人が放送したのを聴きましたが、その時僕は父の方が立派だと思わないわけには行きませんでした。父もそれを聴いて、ちょうど見えていた連中さんと話していましたが、恃むところのある口振りでした。僕は隣りの二畳にいてそれをきき、流石に興奮を催すこともあるのだなと思い、愉快でした。父はふだん大変ぼけた善人で、僕は淋しく、歯がゆいのです。