후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
私には自分が戸棚に入れられた記憶はあるが、果して唱歌をうたったかどうかはっきりしていない。しづやの話におまけがなかったとすれば、私は戸棚の中に入れられてはじめは心細かったに違いないが、そのうち退屈してきて思わず歌をうたったのだろう。あるとき先生が、雨はどのように降るかと私達に質問した。たしか雨の日で、教室の窓硝子越しに雨の降るのが見えたように覚えている。私は雨は横に降ると答えて、先生やみんなから笑われた。私には腑に落ちなかった。窓硝子越しに見える雨は、風があったのだろう、少しく斜に降っていたから。ある式日に、兄は洋服を着て行ったが、私は臙脂色の女物の袴をはいて行った。それは他家に嫁いでいる叔母(父の妹)が、子供の時分にはいたものであった。私には長すぎたので、たっぷり上をしたやつを、私ははいて行ったのである。私も気がすすまなかったのだが、祖母が強いてはかせた。子供心にもなんとなく変に思われ、女物ではないかという気がされたのだが。格別みんなからからかわれたというわけではなかったが、その日幼稚園にいる間私は気持がはずまなかった。幼稚園の先生は女の先生であった。