후리가나로 읽는 일본 고전
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いっぺいそつ
蒲団・一兵卒
田山 花袋
田山 花袋의 蒲団・一兵卒(いっぺいそつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,948자 · 59화면
そして叺と叺との間に身を横たえた。支那人はしかたがないというふうでウオーウオーと馬を進めた。ガタガタと車は行く。
頭脳がぐらぐらして天地が廻転するようだ。胸が苦しい。頭が痛い。脚の腓のところが押しつけられるようで、不愉快で不愉快でしかたがない。ややともすると胸がむかつきそうになる。不安の念がすさまじい力で全身を襲った。と同時に、恐ろしい動揺がまた始まって、耳からも頭からも、種々の声が囁いてくる。この前にもこうした不安はあったが、これほどではなかった。天にも地にも身の置きどころがないような気がする。
野から村に入ったらしい。鬱蒼とした楊の緑がかれの上に靡いた。楊樹にさし入った夕日の光が細かな葉を一葉一葉明らかに見せている。不恰好な低い屋根が地震でもあるかのように動揺しながら過ぎていく。ふと気がつくと、車は止まっていた。かれは首を挙げてみた。
楊樹の蔭を成しているところだ。車輛が五台ほど続いているのを見た。
突然肩を捉えるものがある。
日本人だ、わが同胞だ、下士だ。
「貴様はなんだ?」
かれは苦しい身を起こした。
「どうしてこの車に乗った?」
理由を説明するのがつらかった。