후리가나로 읽는 일본 고전
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がもううじさと
蒲生氏郷
幸田 露伴
幸田 露伴의 蒲生氏郷(がもううじさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,772자 · 128화면
鶴千代丸は信長一鉄の鑑識に負かなかった。十四歳の八月の事である。信長が伊勢の国司の北畠と戦った時、鶴千代丸は初陣をした。蒲生家の覚えの勇士の結解十郎兵衛、種村伝左衛門という二人にも先んじて好い敵の首を取ったので、鶴千代丸に付置かれた二人は面目無いやら嬉しいやらで舌を巻いた。信長も大感悦で手ずから打鮑を取って賜わったが、そこで愈々其歳の冬十二になる女子を与えて岐阜で式を行い、其女子に乳人加藤次兵衛を添えて、十四と十二の夫婦を日野の城へと遣った。もはや人質では無く、京畿に威を振った信長の縁者、小さくは有るが江州日野の城主の若君として世に立ったのである。
これよりして忠三郎は信長に従って各処の征戦に従事して功を立てて居り、信長が光秀に弑された時は、光秀から近江半国の利を啗わせて誘ったけれども節を守って屈せず、明智方を引受けて城に拠って戦わんとするに至った。それから後は秀吉の旗の下に就いて段々と武功を積んだが、特に九州攻めには、堀秀政の攻めあぐんだ巌石の城に熊井越中守を攻め伏せて勇名を轟かした。今ここに氏郷の功績を注記したい意も無いから省略するが、かくて十余年の間に次第に大身になり、羽柴の姓を賜わって飛騨守氏郷といえば味方は頼もしく思い、敵は恐ろしく思う一方の雄将となって終った。