후리가나로 읽는 일본 고전
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そばのはなのころ
蕎麦の花の頃
李 孝石
李 孝石의 蕎麦の花の頃(そばのはなのころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,494자 · 16화면
明日は珍富と大和に市が立つ。連中はそのどちらかへ、夜を徹し六七里の夜道をてくらなければならなかった。市場は祭りの跡のようにとり散らかされ、酒屋の前では喧嘩がおっ始まっていたりした。酔痴れている男たちの罵声にまじって、女の啖呵が鋭く裂かれた。市日の騒々しさは、きまって女の啖呵に終るのだった。
――生員。俺に黙ってるだが、気持あ解るだよ。……忠州屋さ。
女の声で、思い出したらしく、趙先達は北叟笑みをもらした。
――画の中の餅さ。役場の連中を、相手じゃ、勝負にならねえ。
――そうばかりもゆくめえ。連中が血道を上げてるのも事実だが、ほら仲間のあの童伊さ、うまくやってるらしいで。
――なに、あの若僧が。小間物ででも釣っただべえ、頼母しい奴だと思ってただに。
――その道ばかりゃあ判んねえ。……思案しねえと、行ってみべえ。俺がおごるだよ。
すすまないのを、跟いて行った。許生員は女にはとんと自信がなかった。いもがおをずうずうしくおしてゆくほどの勇気もなかったが、女の方からもてたためしもなく、忙しいいじけた半生だった。忠州屋のことを、思って見ただけで、いい年して子供のようにぽっとなり、足もとが乱れ、てもなくおびえ竦んでしまう。