일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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そばのはなのころ

蕎麦の花の頃

李 孝石

李 孝石의 蕎麦の花の頃(そばのはなのころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,494자 · 16화면

아오조라 문고

趙先達は相棒になって以来、耳にたこの出来るほど聞かされている。またか、またかとこぼすけれども、許生員はてんでとりあわずに繰返すだけは繰返した。

――月の晩にゃ、そういう話に限るだよ。

さすがに趙先達の方を振り返ってはみたが、気の毒がってではない、月のよさに、しみじみ感動してであった。

虧けてはいたが、十五夜を過ぎたばかりの月は柔和な光をふんだんにふり濺いでいた。大和までは七里の道のりで、二つの峠を越え一つの川を渉り、後は原っぱや山路を通らなければならなかったが、道は丁度長いなだらかな山腹にかかっていた。真夜中をすぎた頃おいらしく、静謐けさのさなかで生きもののような月の息づかいが手にとるように聞え、大豆や玉蜀黍の葉っぱが、ひときわ青く透かされた。山腹は一面蕎麦の畑で、咲きはじめたばかりの白い花が、塩をふりかけたように月に噎せた。赤い茎の層が初々しく匂い、驢馬の足どりも軽い。狭い路は一人のほか通さないので、三人は驢馬に乗り、一列に歩いた。鈴の音が颯爽と蕎麦畑の方へ流れてゆく。先頭の許生員の話声は、殿の童伊にはっきりと聞きとれなかったが、彼は彼自身で爽やかな気持に浸ることも出来た。