후리가나로 읽는 일본 고전
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うすこうばい
薄紅梅
泉 鏡花
泉 鏡花의 薄紅梅(うすこうばい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 61,133자 · 122화면
ひょろひょろものの作者ごときは、外套を着た蟻のようで、電車と自動車が大昆虫のごとく跳梁奔馳する。瓦礫、烟塵、混濁の巷に面した、その中へ、小春の陽炎とともに、貸本屋の店頭へ、こうした娘姿を映出すのは――何とか区、何とか町、何とか様ア――と、大入の劇場から女の声の拡声器で、木戸口へ呼出すように楽には行かない。なかなかもって、アテナ洋墨や、日用品の唐墨の、筆、ペンなどでは追っつきそうに思われぬ。彫るにも刻むにも、鋤と鍬だ。
さあ、持って来い、鋤と鍬だ。
これだと、勢い汗膏の力作とかいう事にもなって、外聞が好い。第一、時節がら一般の気うけが好かろう。
鋤と鍬だ、と痩腕で、たちまち息ぜわしく、つい汗になる処から――山はもう雪だというのに、この第一回には、素裸の思案入道殿をさえ煩わした。
が、再び思うに、むやみと得物を振廻しては、馴れない事なり、耕耘の武器で、文金に怪我をさせそうで危かしい。
また飜って、お嬢さんの出のあたりは――何をいうのだ――かながきの筆で行く。
「あの……此店に……」
若い女房が顔を見ると、いま小刻みに、長襦袢の色か、下着の褄か、はらはらと散りつつ急いで入った、息づかいが胸に動いて、頬の半が少し揺れて、